晩柑いろいろ。はるみ・不知火・清見・ぽんかん、今が旬です。
柑橘類のなかで、晩生(おくて)のものを晩柑(ばんかん)といいます。
八朔などがそれにあたります。
もともと私は八朔以外の晩柑は食べず嫌いでした。
あまり形も良くありませんし、大きいものが多く、おいしそうではないと感じていました。
しかし、「はるみ」を食べてからというもの、晩柑も捨てたものではないということが分かりました。
はるみ
「はるみ」です。大きいですね。
デコ(突起状のヘタ)があったり、なかったりして、見栄えが悪いです。
しかし、これが晩柑に目覚めさせてくれました。
「粒(砂じょう or 砂のう)」も大きいです。
「はるみ」は「清見」と「ポンカン」を交配させて作られました。
さやかな甘さと砂のうがはじけるような食感が魅力です。
不知火(デコポン)
「不知火」も「清見」と「ポンカン」から作られています。
「不知火」は「はるみ」の仲間ということになります。
ただし「ポンカン」の種類が違うようです。(はるみはポンカンF-2432)
この「不知火」にもデコがあるものとないものがあります。
しかし「不知火」は地域によって「デコポン」とも呼ばれます。
「デコポン」は熊本県果実農業協同組合連合の登録商標で、糖度13度以上、クエン酸1%以下などの基準をクリアしたもののみに、その名前がつけられます。
右が「不知火」、真ん中が「はるみ」、左が「清見」
同じようにデコがあっても「不知火」の方が「清見」に近いです。
味は個人差があるでしょうが、私は「はるみ」の方が好きです。
清見オレンジとポンカン
「はるみ」や不知火」の元になった「清見(右)」と「ポンカン(左)」です。
「清見」はオレンジっぽい味です。
「ポンカン」は甘みが強い感じがします。
これらを合わせると、「はるみ」や「不知火」のようなスッキリ爽やかな味の柑橘が出来るんですね。
柑橘類は見た目じゃないと分かります。
2月からはこのページで紹介した柑橘類の旬です。
しっかり食べてビタミン補給しましょう。
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